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防災を考える|避難編

先週くらいから防災のCMが増えましたね。
それに比例するように、特番もよく見かけるようになりました。
理由はみなさまもよくご存じのとおり、東日本大震災が起こった3月11日までもう間もなくだからです。
私たちは震災当時、まだ学生でした。
学校に犬を預かっている状態で、カットの最中に大きな地震に見舞われました。
学校に犬を預けていた飼い主さんが「トリミングの途中でもいいから」と、続々とお迎えに来られたのをよく覚えています。
また、ネット環境や通信網が壊滅的な状態になり、情報がまったく入らず今自分が置かれている状況を把握することもままなりませんでした。

この震災をきっかけに、多くの方が防災について真剣に考えた方のではないでしょうか。

大きな災害はいつ・どこで・どんな時に起こるかわかりません。
だからこそ普段の備えが大切です。

そこで、今回は私たちが考える「愛犬を守る防災」を何回かに分けて掲載したいと思います。

防災を考える|避難編

災害に合ったとき、まず考えなくてはいけないことは「助かる」ことです。
例えばですが「南海トラフ地震」は今後30年以内に起こる確率が非常に高いとされています。
では実際に大きな地震が関東地方を襲ったとき、愛犬を守るためにどうすればいいのか。

当サロンの看板犬で、唯一震災経験犬であるナナは、地震があったとき安全な場所を探して家中を逃げ回ったそうです(私たちは学校だったので実際の状態は把握してませんが(^_^;))
結果、家人がナナを捕まえることができずに、揺れが落ち着くまで家の隅で震えていたそうです。
幸いなことに家具が倒れてきたり、家が倒壊することはなかったのですが、そのようなことが起きていたかもしれないと思うとぞっとします。
そこで、愛犬の命を守るために何が必要か考えた結果、「ハウスを覚えてもらう」ことが重要だと考えています。
常日頃の訓練は必要になりますが、少しでも揺れを感じたらすぐに「ハウス」の掛け声で自らの犬舎に入ってもらっています。
これでとりあえず、家具の下敷きになってしまう危険性は減らすことができます。

ハウスを覚えてもらうことの利点はそれだけではありません。

看板犬たちは、どんなに小さな地震でも揺れを感じた時点で必ずハウスさせていますが、これによってとりあえず愛犬の安全を確認することで、人間側は避難経路を確保したり、ガスの元栓を切ったりと冷静な判断ができます。
その上で大きな地震が起きなかったらそれはそれで良かったのだと思っています。
更に、普段からハウスの習慣がついている犬は、環境の変化があったとしても、自らの居場所をきちんと持っていることで安心できます。
やむを得ず家から非難しなくてはいけない場合も、ハウスごと避難することでハウス内の環境は変わらないので怯えてしまう可能性も低くなります。

ちなみに、犬舎の置き場所は窓の近くではありませんか?
災害時に窓が割れてガラスが犬舎内に侵入してしまうと大変です。
犬舎の上には大きめのタオルを常にかけておくと「もしも」の時役に立ってくれると思います。

いかがでしたか?
もちろん、私たちが行っている「ハウス」は万能ではありません。
実際の災害時には予期せぬこともたくさん起こりうることは十分に承知しています。
だからこそ、今のうちから様々なシュミレーションを繰り返して、被災時に愛犬と共に乗り越えるための方法が必要です。
想像してみてください。
そして考えてみてください。

「防災を考える」

それこそが、一番大切なことだと思います。
もしも、みなさまの中に「うちはこんな方法を実践してるよ!」「こんな時はこうしたら良いんじゃない?」などご意見がありましたら是非教えてください^^
この機会に防災をみなさまと考えて、より良い方法が生まれてくれると私たちも嬉しいです。
次回は「食事編」です♬
お楽しみに^^