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【美しい被毛は健康な皮膚から】
をコンセプトに、スキンケアに力を入れています。
季節や年齢によって日々変わっていく愛犬のスキンケア、始めませんか?

3step!耳掃除の達人|step1-まずはお互いに慣れよう-

あっという間に1月も半分が終わってしまいましたが、今日は「小正月」なんだそうです。
旧暦の正月がこの日だったようで、以降1月15日は「小正月」と呼ばれるようになったとか・・・
詳しいことはよくわからないのですが、お正月の終わりみたいですね(^_^;)
とはいえ、もうすっかりお正月気分ではなくなっていますが(笑)

ところでみなさまは耳掃除、定期的に行っていますか?
当サロンにご来店される愛犬の中には、耳が真っ黒に汚れてかゆがっていたり、臭いのキツイ子がいたりします。
お帰りの際には耳の状態など細かく説明させていただいておりますが、説明させていただくと必ず「おうちでのケア」についての質問があったりするので少しだけご紹介します。

まず、耳が汚れてしまう原因ですが、あげられる理由は
☆通気性が悪い(たれ耳で比較的大きな耳をもった犬種:ダックス、アメコなど・元々耳毛が多い犬種:シュナウザーなど)
☆アレルギー
☆真菌(カビ)に感染している
などが代表的なものになると思います。
理由は様々ですが、ケアを怠れば外耳炎になってしまったり、痒がるあまり耳血腫を引き起こしてしまったりします。
※耳血腫とは…強く耳をかいたりすることで耳に分泌物や血液がたまり膨らんでしまう病気です
また、真菌はカビの一種で、マラセチアという方がなじみ深いかもしれません。
黒い耳垢と共にキツイ臭いがあるのも特徴で、多頭飼いやほかの犬に接触する機会が多い場合は感染源になってしまう恐れもあるので必ず予防しておきたいですね。

でも犬の耳は複雑で、どうやって掃除するのが正しいのか?嫌がったりしないか?いきなり耳の中に耳掃除の道具を入れるのは怖い・・・ですよね。
そこでSmile Dog Wanが提案するのは、簡単3step耳掃除!です。
誰もが最初からできるわけではありません^^
愛犬も、飼い主さまもゆっくりと慣れてお互いにストレスのないケアをしていきましょう。

step1-まずはお互いに慣れよう-

私たちが提案する耳掃除の最初の一歩は、「指で拭く」です。

コットン(またはカット綿)の大きさは犬に合わせて調節してください。

 

ちなみに私はこのくらいの大きさでやってみました^^

次にコットンを人差し指に巻きつけます。

きちんと巻けたらイヤークリーナーをコットンにしみこませます。

たくさん染み込ませすぎると、耳を拭いたときにイヤークリーナーがコットンからあふれて垂れてしまい、耳の中に侵入したものがそのままになってしまうと別の病気の原因にもなりますので、適度に湿らせるようにしてください。
(少なすぎても耳を拭いたときにコットン自体が刺激になって赤みを伴うことがありますので何度か挑戦して調整してください)

耳の中が良く見えるように耳を裏返して

左手の親指と人差し指で耳たぶを軽く持って無理のない程度に広げます。

優しく指で拭いてあげましょう。

無理に指を奥まで入れる必要はありません。
現段階では、耳掃除をしてあげられるようになるための前準備です。
ですが、これが慣れないと犬にとってもストレスになりかねません。
大切なのは、犬も飼い主さまもストレスなく、コミュニケーションの一環として行えるようになることです。

更に、指で拭いてあげることは慣れるためだけでなく
指で拭くので耳の奥にまで侵入することはないですし、指で力加減を覚えることで今後耳の中を拭くことになった時もこすりすぎて炎症を起こしてしまったなどのトラブルも起きにくくなります。

揮発性の弱いイヤークリーナーは拭いた後に水分がしばらく残ってしまうので、残った水分が病気の原因にならないように少し耳を裏返したまま乾かしてあげましょう。
長時間裏返す必要はないので、様子を見て元に戻してあげてください。

いかがでしたか?
簡単なケアなので是非取り入れてみてください。
耳の状態によって変わりますが、黒い耳垢が出ていたり、臭いがあるうちは真菌も疑われるので本当にこまめなケアが必要になります。
※痒みや臭いがひどい場合は必ずかかりつけの獣医師さんに相談しましょう!
特に汚れが目立たないようであれば1週間に1度ふいてあげると効果的だと思います。
外耳炎になってしまうと、トリミングするよりも治療費もかかってしまいますし、何より犬の負担になってしまいます。
それよりは、おうちでできるケアで予防をしてあげて、なおかつ信頼度もアップ!でより良い関係を築いていける方が、素敵なドッグライフになりますよね(*^_^*)
まずは愛犬がリラックスした状態で耳がふけるようになるところを目指してトライしてみてください。
どうしても耳を拭くところまでいかない場合は、とりあえず耳を触られることに慣らしてみましょう。
焦らず、のんびりやっていきましょう^^